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乾癬に効果を発揮するネオーラル

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乾癬

乾癬に効果を発揮するネオーラル

  • ネオーラルとは

ネオーラルとは、免疫抑制剤といわれるもので、内服はこの拒絶反応を抑え、移植組織の定着を助ける働きがあり、またベーチェット病における眼の症状などにも効果があります。ネオーラルとは過剰にはたらいてしまっている免疫システムを正常に戻す効果のある薬です。

乾癬の症状が全身に及んでしまっている方や、どの治療法でも症状が改善されなかった方に使用されることが多いです。


ネオーラルは乾癬以外にも、

・腎臓移植手術後の拒絶反応を抑える

・ベーチェ病の治療

・ネフローゼ症候群の治療

などにも使用されています。

そのほか、全身に広がった、治すのが難しいといわれている乾癬にも使用されます。ネオーラルについては、全身型の重症筋無力症で、胸腺摘出後もステロイド剤では症状が改善されない事もあるそうです。ですが、効果が高い分、副作用も多いので服用には注意が必要です。


ネオーラルの副作用は…

腎臓、肝臓、膵臓、造血器、代謝系、脳の障害が起こる場合があります。服薬中は医師の指示による検査を受けることが大切です。また、胃腸障害、頭痛、しびれなどが起こることもあります。この薬を続けると、免疫が抑制され、感染症になりやすいので注意しましょう。

ときに溶血性貧血、血小板減少、横紋筋融解症を起こすことがあり、中枢神経障害の症状などの報告もあります。また、妊娠している女性がネオーラル服用すると赤ちゃんに悪影響を与えてしまいます。ネオーラルを服用するときは、医師とよく相談することが重要です。ネオーラルの内用液、カプセルはサンディミュンより体内での利用率が高められているので、切り換え時にシクロスポリン中毒を起こすことがあり、注意をして下さい。

併用薬による相互作用も多い薬で、他剤の併用で本剤の効きすぎによる中毒作用、逆に併用で本剤の効きが悪くなることもあります。点眼液では眼の刺激感、かゆみが起こることがあります。ネオーラルを服用するにあたっての注意点は、服用の量、用い方が異なるので、医師の指示を守りましょう。同時に飲むと互いに作用し合って支障を来す薬が多いので、ほかに服用している薬については、医師に知らせておきましょう。

移植のための内服については、入院中の指示に従ってください。乾癬には1日量を2回に分服、効果がみられたときは、だんだん減量して維持量を決めて続けます。用法についての詳しいことは専門医の指示に従ってください。用法・用量を守り正しく使用することで乾癬の症状も良くなっていくはずです。




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