痔瘻(じろう)
痔瘻
痔瘻っていったいどんなもの?
痔の症状の一種に「痔瘻(じろう)」というものがあります。いぼ痔や切れ痔などと比べると、知名度が高くない病気ですが、これも立派な痔の一種です。このページでは、この痔瘻について説明します。
痔瘻の症状
痔瘻とは、肛門周辺に穴のような患部ができ、そこから膿や血が出るという痔になります。この穴のような患部ができることから、穴痔や蓮痔とも言われます。排泄時や運動時、着席時に痛みが伴うことが多く、他の痔と同様に辛い症状があります。
穴から膿が頻繁に出るので、ズボンや下着を汚してしまうことも多く、また、膿自体が悪臭を発することもあります。痔瘻は、病院にて処置してもらわないとほぼ治らない病気です。また、治療しないでいると、どんどん症状が悪化していき、患部の拡大や、その他の合併症を引き起こすこともあります。また、最悪の場合、患部が肥大化、腫瘍化し、癌となってしまうこともあります。ですので、痔瘻を発見した際にはすぐに病院にて治療してもらうようにしてください。
- 痔瘻ができる原因
痔瘻は、肛門周辺に細菌が感染することで発症します。主に排泄時に肛門が傷ついたり、肛門小窩という肛門の出口付近に便が残留し、体内に細菌が入って炎症を起こします。
炎症が進むと、肛門内で膿ができ、この膿を体外へ排出するときに肛門に穴(瘻管)が開いてしまいます。また、排泄時以外にも、肛門が傷ついたときには細菌に感染し、痔瘻となる可能性は十分にあります。
他 一般痔については、オススメ参考情報があります。ご覧ください。
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